母子生活支援施設の現状についてお話します。

近年、離婚などにより増えているのがシングルマザーや父子家庭です。


その中でもシングルマザーは収入の面も含めて、生活上の問題により子供に十分な養育ができない現状があります。


そんなシングルマザーの現況を考え設けられた施設が母子生活支援施設です。


この施設は児童施設とは異なり、母親と子供が一緒に入所することができるのが特徴です。


シングルマザーのみならず、夫等からの暴力がひどく保護が必要な場合も入所できます。家庭内暴力が近年増加傾向にあるせいで、この施設の利用者は年々増加しています。


自治体によって異なりますが、母子生活支援施設では子供が満18歳になるまで生活できるところが多いです。


中には満20歳になるまで大丈夫というところもあります。

この母子生活支援施設の一番の特徴は入所者に自立をしてもらうことを目指している点にあります。母子を保護するだけではなく、子供への学習指導や母子グループ指導・レクレーションが設けられているのです

施設を出ても、シングルマザーとして自立できるようにするのがこの施設の目的でもあります。

施設内は家庭ごとに独立していますが、トイレやお風呂は共同の所が多いようです。もちろん入所している間も家にいるのと同様に母親は仕事へ、子供は学校に通います。

指導員は母親と子供それぞれについています。特に母親の場合は仕事や育児の他にも、将来の生活設計についてまで相談に乗ってもらえます。

ストレスを溜め込まない生活をしていけるように指導してくれます。他にも施設を出たあとのアフターケアも充実しています。