シングルマザーの場合、母子家庭だけの収入では生活が困窮し苦しい状態にあるという理由で生活保護を受けることができます。

生活保護は国が定めている最低生活費を下回っている人に対し足りない部分を手当する社会保障制度です。もちろん、働けるのに働かない人は生活保護を受けることはできません。

働いているもしくは働く意思はあるのに、どうしても最低限の生活ができないという場合に生活保護は適応されます。


生活保護には、受給の申請に対し条件を満たしているかどうかの厳しいチェックがあります。シングルマザーの方で生活保護を受けている母子家庭所帯は多くありますが、生活保護の条件を考えると、これを受けるのは最終手段だと思っておいた方がよさそうです。


生活保護を受給する条件として、母子家庭でも生活をするためのできることはやる必要があります。すぐに行政からの手当を頼ることもできません。仕事をするだけではなく、資産価値のあるものは処分する必要があります。処分して生活費にあてるのです。

また、身内で手当してくれる人がいれば保護を受けることはできません。


母子家庭になる前の世帯主など、つまり離婚する前の夫から養育費などをもらえる可能性がある場合は受給することができないのです。

生活保護以外に利用できる制度があれば、そちらを優先して利用しなければなりません。シングルマザーの場合、まずは児童手当など生活保護以外の制度を利用してもらいます。

生活保護を受けるためにはプライバシーに踏み込んだ話もしなければなりません。

ただ自分の生活環境をきちんと相談し、条件に適応すれば保護を受けることはできます。

シングルマザーの生活保護を受ける世帯数は年々増加傾向にあるのも事実です。